宅ふぁいる便がサービス終了したり、ギガファイル便の規約にアップロードされたファイルの取扱が書いていない事が Twitter で話題になったりと、利用者が多いからこそ色々話題になる大容量ファイル共有サービス。
メールでは大容量のファイルが転送できないため、 こういったサービスは非常にありがたくて多くの人が利用しているのですが、実際自分のデータを何らかのサービス経由で相手に送るということは、その経由するサービスにデータを一度送ることになるため、預けたデータがどう管理されているかは気になりますよね。
僕自身は情報の開示が不足しているなら、そこを開示してくれれば気にせずサービスを使えるようになるし、規約に説明が不足しているなら規約を改定すれば良いと思うので、サービス提供側がそれに気づいて無さそうならお問い合わせ窓口から連絡してあげれば良いかな?と思っています。
とはいえ、現状規約を気にされている方もいらっしゃると思うので、サービスとして信頼性が高そうなものを少しご紹介したいと思います。
条件として、送り先がアカウントを持っていなくても受取可能なものを紹介しますので、相手がアカウント持っているかを気にしなくていいというのが大きなポイントになります。
Firefox Send
ブラウザ Firefox を提供する mozilla 提供のストレージサービス。無料で利用できて、アカウントを持っていればログインすると
- 2.5GB までのファイル共有が可能
- 有効期限を最大100回ダウンロードもしくは最大7日の設定が可能
- ダウンロード可能な時間は「5分、1時間、1日、7日」から選択可能
となります。
Firefox Send にアップロードされるデータは暗号化して共有され、期間がすぎれば自動的にリンクは期限切れとなり見れなくなります。
Dropbox Transfer
Dropbox が提供しているサービスで、Dropbox アカウントを持っていない人へのデータ転送が想定されたものです。
個人の無料アカウントであれば 100MB のデータ転送が可能で、有料プランで契約していれば最大 100GB まで転送可能になります。
転送したデータがダウンロードされたかどうかと、閲覧回数の確認が行なえる配信ステータス確認が便利ですね。
仕事上 Dropbox を有料プランで利用している人は多いかと思うので、利用者が多い印象。
Google ドライブ
Google の提供しているストレージサービスで、無料でも15GBまでクラウド上に保存容量を得ることができるサービス。
こちらは保存しているデータを簡単に共有することができ、不特定な相手に共有するリンクも簡単に作ることができます。
複数ファイルをまとめたディレクトリを共有した場合、データを受け取る側がファイルをダウンロードする際にデータが圧縮されてダウンロードされるため、ファイルを転送する側があらかじめファイルを圧縮しておかなくて良いのがわりと楽です。
OneDrive
Microsoft が提供するストレージサービスで、こちらも Google ドライブ同様ストレージから簡単にデータの共有が可能です。
Windows を業務で利用する会社の場合 Office 365 が多いかと思うのですが、その場合 One Drive が付属しているので利用者はかなり多いかと。
ビジネスとプライベートと
ビジネスであればストレージに課金するケースが多いですが、プライベートだと無料でできる物を探す人が多いため、その場合はこの中だと Firefox Send がオススメです。
加筆
2020年1月20日 14:03
ギガファイル便の運営側が下記のようにアナウンスしていると IT media NEWS さんで記事が上がりました。
大容量ファイル送信サービス「ギガファイル便」を巡り、「アップロードしたファイルの取り扱いについて規約がない」などとネットで話題になっている。指摘を受け、同サービスの運営会社は1月20日、「当社は技術者のみの会社(事務が一人)で、いろいろと手が回っていない部分もあり、皆さまに不安を抱かせてしまい大変申し訳ありません」と謝罪。プライバシーポリシー・利用規約を修正し、近日中に公開するという。
ギガファイル便、「ファイル取り扱いの規約なし」で炎上 運営元は「技術者のみの会社で、手が回っていなかった」と謝罪:IT media NEWS
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