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高級チョコレートブランドGODIVA(ゴディバ)から見るブランド価値やデザイン

今日はバレンタインデー。バレンタインといえばチョコレートですよね。僕はゴディバのチョコレートが好きなんですが、チョコレートの味はもちろんのことながら、ブランドのロゴであったりパッケージのデザインであったりと、様々な観点で好きな部分が多いブランドなんです。

  1. 1.GODIVA(ゴディバ)という名前
  2. 2.デザインについて
  3. 3.フォント「Optima」について
  4. 4.ゴディバのこだわり
  5. 5.ブランドの価値

GODIVA(ゴディバ)という名前

GODIVA

ゴディバの名前はイングランドの伝説に出てくるゴダイヴァ婦人からの由来しており、ロゴマークに写っている馬に乗った裸婦の女性も彼女になります。

彼女は夫でもある領主が課した重税により領民が苦しんでいるのを哀れみ、重税を辞めるよう夫に諫言しました。
しかし領主は素直に聞くどころか、あまりにしつこい妻に対して「一糸まとわぬ姿で城下を駆け回れるのであれば税を軽くしてやろう」という無理難題を押し付けます。

ところがゴダイヴァ婦人はたじろぐどころか「私がその要望に答えれば税は軽くしていただけるのですね?」と念を押し、翌朝にこの難題をやり遂げてしまいます。

ゴディバの創業者であるジョセフ・トラップスと妻のガブリエルはこのレディ・ゴダイヴァの勇気と深い愛に感銘し、ブランドにゴディヴァという名前を冠しました。

wikipeda:ゴダイヴァ夫人

デザインについて

ゴディバのチョコレートはベルギー王室御用達のチョコレートということもあり、パッケージからチョコレートの一つに至るまできめ細やかなデザインが施されています。チョコレートとしては高級な部類のブランドとなりますが、それにふさわしい気質を持ったこだわりが見受けられます。

例えばリーフのデザインされたチョコレート一つをとっても職人が一つ一つ手でリーフを描いています。機械ではなく職人の手というのがこだわりを感じさせますね。それを豪華なパッケージで包装された商品はまさに高級そのものです。

フォント「Optima」について

GODIVA

GODIVAのロゴに関しても高級感を感じさせるフォントが利用されています。初期の頃はTimes Romanが利用されていましたが、現在はOptimaをベースにして作られたフォントになっています。Optimaは高級ファッションブランドであるGUCCIでもベースフォントとして選択されていて、高級感を感じさせるにはイメージしやすいフォントになっています。

Optimaは1950年にヘルマン・ツァップによってデザインされたサンセリフ書体で、他のセリフの無い書体とは違い、縦の線と横の線で幅が違います。イメージとしてはカリグラフィになりますね。縦が太く横が細いそのバランスは、エレガントさとシンプルさを兼ねそろえた美しいフォルムに仕上がっていて、高級感を感じさせるのにピッタリの書体となっています。

カリグラフィは主に女性向けのデザインで採用されていることも有り、このフォントはまさに女性向けのデザインにマッチするフォントだと言えます。

4.ゴディバのこだわり

ゴディバはチョコレートを製造するにあたってすべてベルギーの工場で行われています。世界中に店舗が存在しますが、製品はすべて空輸で送られているため時間とコストがかかっています。ですがこれは味や品質にバラつきを出さない為のこだわりだそうです。

また、リーフチョコレートでも述べましたが、職人の手による作業が非常に多いです。これは機械化出来ないのではなく意図的に行なっていて、手作りであるという付加価値をつけて商品価値をあげています。

5.ブランドの価値

そのブランドにどれだけの価値を見出すかはユーザーですが、メーカーはそのブランドに対してのコンセプトがある以上、それに沿ったマーケティングやブランディングを図ります。高い評価を得る為にはそれだけの事を行う必要があります。

ブランドを表す店舗やパッケージといったプロダクト等のデザインは非常にディティールにこだわります。クオリティが高いものを目指す時、一部分でも違和感を感じる部分があるとそちらに目が行ってしまいマイナスの印象を与えてしまいます。

これはデザインだけではなくサービスの品質にも言えますね。いくら高級で美味しい物を提供していても、店員さんの態度が横柄であったりすればそのお店に人は運ばなくなるでしょう。

大事なのはトータルでどれだけの物を提供できているか。それに対してユーザーが価値を感じ利用してくれるか。そこを考えることが大切です。

GODIVA

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