会社員 Advent Calendar 2014の10日を担当します、YAT(@yat8823jp)です。今回は今までブログであまり触れていない、自分が仕事で何をやっているか?を書きます。
1.会社員としての業務内容
普段はこのブログで、自分のやっている仕事の事はあまり書かないのですが、今回はちょうどいい機会だし、ざっくりと書き出してみようかと思います。Twitter上や会う人によく「何してる人かわからない」と言われるので、この記事を通して伝えられたらと思います。
僕は、制作会社で働いているのではなく、務めている会社が運営しているサイトを運用するのがメインの業務です。いわゆるWeb担当者というやつですね。
会社が運営しているサイトがいくつかあり、その中の5つほどのサイトを、僕が所属している部署で運用しています。サイトのボリュームは、1サイト3〜500ページほど規模で、PV等はサイトによって異なります。
業務中のフローは大体こんな感じになります。
- 特集ページの作成、ランディングページの作成。(デザイン~コーディング)
- GoogleAnalyticsによるサイトの解析。
- WebマスターツールやGRCを活用したサイトの順位チェック、バックリンクチェック等
- リスティングの運用
- 必要に応じてJavaScriptやjQuery、PHPによるプログラミング
- 新規サイト立ち上げ時のディレクション
ざっと思いつくので、こんな感じですね。
これ以外にも業務として、他の社員のPCを管理したり、ネットワーク機器の設定等を行ったり、印刷物のデザインをやったりしています。
制作の担当としては、サイトの設計→ワイヤー作成→デザイン→コーディング→プログラミングまでが自分の担当となります。
制作が出来る人材は、僕以外に、もう一人デザイナーが在籍しており、肩書はふたりともWebデザイナーとなっています。この肩書から、僕の務めている会社ではWebデザイナー=Web制作のことがなんでも出来る人といった、認識で捉えられています。
2.業務内容の詳細
先ほど書いた項目について、具体的に解説します。
- 特集ページの作成、ランディングページの作成。(デザイン~コーディング)
- GoogleAnalyticsによるサイトの解析。
- WebマスターツールやGRCを活用したサイトの順位チェック、バックリンクチェック等
- リスティングの運用
- 必要に応じてJavaScriptやjQuery、PHPのプログラミング
- 新規サイト立ち上げ時のディレクション
2-1.特集ページの作成、ランディングページの作成。(デザイン~コーディング)
デザインは主にPhotoshopを使っています。僕自身は今の会社に務めるまでFireworksでやってきていました。また、少しillustratorでやってたこともあります。しかし、今の会社に入った時に、在籍しているデザイナーがPhotoshopでデザインをしているという事と、その頃、周りの制作会社に努めている人に話を聞くと、だいたい今はPhotoshopでやっているという方が多かったので、「どうせなら全部使えるようになっておくか」という、割りと安易な発想からデザイン業務をPhotoshopで行うように移行しました。
お陰で、今はPhotoshopでのデザインが一番慣れていて、早いと思います。
ただ、ツールについては今でも他のもの使っていて、ワイヤーを描く時はFireworksを使い、ロゴのデザインや、紙のデザインについてはillustratorとPhotoshop両方組み合わせて使っています。
コーディングに関しては、複数あるサイトの運用期間が全然違い、htmlのバージョンもバラバラな為、サイトの古いものはDreamweaverで管理及びコーディング、新しいものはSublime textでコーディングしています。
CSSの記述は、社内コーディング規約を作ったので、そちらを元に書いているのですが、古くから運用されているサイトについては、そのサイトの記述に従ってコーディングしています。
新規案件ではSassやScssといったメタ言語を利用するのですが、社内でメタ言語が分かる人というのは僕しかおらず、また、提携している外部の制作会社の方もメタ言語はわからないとの事なので、僕が触るであろう最初の導入時のみ、コーディング速度をあげるためだけに活用しています。
2-2.GoogleAnalyticsによるサイトの解析。
作ったサイトの特集やランディングページに対する、行動サマリーや、集客のトラフィックあたりを中心に見ています。数字としてはページビュー、直帰率を中心にみており、ページビューに対して直帰率が高ければデザインを変えたり、UIを見なおしたりします。
また、週末に会社へレポートを提出するので、その際のデータとしても利用します。
2-3.ウェブマスターツールやGRCを活用したサイトの順位チェック、バックリンクチェック等
サイトの順位が何位かを調べるのに、追うキーワードが多すぎるため、アナログで順位を調べていくのはとても大変なので、会社ではGRCというツールを使っています。
また、バックリンクのチェックや、どういうキーワードでサイトが認識されているかは、ウェブマスターツールで把握し、サイトの存在がこちらの意図しない認識をされていないかをチェックし、必要があればサイトのテキストをチェック及び修正を行って改善を図ります。
2-4.リスティングの運用
キーワードの選定を行って、運用をするんですが、最近ずっと運用は外部の提携会社にまかせてました。レポートを受け取って、「もう少しコンバージョン上げてください」とか、「CPAもっと下げたいです」とかっていうやりとりをする感じで。でもそれだと社内にノウハウが溜まらないなという事に直結するので、来年ぐらいからまた社内運用にし、僕がやることになります。
2-5.必要に応じてJavaScriptやjQuery、PHPのプログラミング
あまり触る機会はないんですけど、新規サイト作成時等は動的な部分を導入したいことが出てくるの為ので触ります。最近はJSONあたりをよく触ってます。
プログラムって、普段から触ってないとすぐ忘れるんですよね・・・。特に1行目!
「えっと、なんて書きだすんだっけ?」ってのはいつも最初に考えるところです。
プログラムを触ると言っても、大規模なシステム開発が必要になると、僕だけで作るのは、時間的にもスキル的にも難しくなるので外注します。その場合、僕は外注先の会社と、自身の会社の間に立ってディレクションを行います。
2-6.新規サイト立ち上げ時のディレクション
新規サイトの立ち上げはそれほど多くないですが、立ち上げの際は自分の部署でも、他の部署でも、部署問わずプロジェクトに参加する事が多いです。
本来であれば部署内で完結できるのが一番良いのですが、部署ごとにITスキルが大きく違っており、Webマーケティングや、サイトの制作、また、運用に関して詳しい人が、他の部署には配置されていないため、僕が駆り出されるという感じです。
具体的な内容としては、サイトにどういったものを取り入れるのかといった要望提案や、システムとデザインの連携をどうするかといった打ち合わせ、また、サイトの設計あたりが担当となります。
3.与えられるタスクと評価
制作会社ではないので、何をどれだけ作っても、どういうものが作れるようになっても、そこは評価されません。
サイトでどれだけ売上が上がり、利益がどれだけ生まれたのか。で評価されます。
僕が所属している部署のサイト売上目標は非常に高い物が多く、年間で数億円規模の売上目標が掲げられるため、かなり必死です。
上がってる時はいいんですが、下がった時のストレスはかなり大きいです。
部署全体の売上目標も比例して相当な額になってるので、部署全体で協力し、必死であげる努力を行っています。それでもやはり難しい面が多く、いつも頭を悩ませています。
しかし、そのお陰で、達成した時の喜びや感動は非常に大きく、自分に対する自信も強く持てるようになるので、しっかり達成することを目標にこれからも頑張って行きたいなと常々感じています。
4.まとめ
結構ざっくりですが、こんな感じで仕事をしています。
僕のブログは、デザインや技術の事を扱うことが多いのですが、本業で得た知識はそれほど無かったりします。
先行投資という感じで、スキルを取得しておいて、後々使うことになるということが多く、ブログを書くのはそのための行為に近いものがあります。
とはいえ、仕事のために!とか意気込んでるわけではなくて、ただ、好きだからっていうので続けているんですけど、この好きっていう感情は何かを学ぶときに、ものすごく活力になるなといつも感じています。
仕事仕事!だけだとやっぱり詰まってしまいますしね。
明日はtatsu_r(@tatsu_r)さんです。よろしくお願いします。
Comments