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CXOという役職とUXデザイナーの仕事とは

ツイッターで CXO Night #2に参加して思い出した「こう思ってWEBデザイナーになったのに」 というのが流れてきて「CXOってなんだろう?」という疑問が湧いたので調べました。

CXO: Wikipedia

Chief experience officer の略で、直訳すると最高体験責任者になります。具体的にはこの記事 深津貴之さんが、ピースオブケイクのCXOになりました。: cakes を読むと理解できるのですが、簡単に述べると記事中にある深津さんのコメント

ユーザーの体験を設計し、良くしていく責任者ですね。

になります。

近年UXという言葉がWeb業界でも使われるようになり、UXの概念は多くの方が理解できるようになったのではないでしょうか。

その中でもCXOは最高責任者という位置づけであり、この就任が企業にとってUXの必要性に気づいた事を表しているのだと感じます。

とはいえ、一般の企業の中ではまだまだUXというものへの関心が薄く、その概念そのものが理解される事がまだまだ必要で、これから先CXOという言葉自体が企業の中で話題になることはさらにずっと先の事だろうとも感じています、

UXはそもそも企業に認識されているのか?

UXというのは概念であり、根本はそのサービスに触れる前、触れている間、触れた後すべての感情を捉え、サービスへユーザーを誘導する事がその意味となります。

例えばあるサービスが存在し、そのサービスを特定のユーザーに届けたい場合、企業はそのサービスの顧客となりうるユーザーの問題を捉え、それを解決する術をサービスに持たせなければなりません。

しかし、多くの企業はサービスをリリースし、そのサービスを世間に認知させる努力から初めます。

もちろんそれは間違った方法ではなく、サービスを周知させることは非常に重要で、まず知ってもらわなければ使ってもらう事などできないというのは誰しも思い描く理論です。

ところがこの理論が先になると、ユーザーはサービスを知った段階でそのサービスが何であるかを調べる必要があります。

もし、これが先に何を解決できるかが明示化されていれば、今抱えている問題をユーザーが解決できると知った場合、即座にユーザーになる可能性が高くなります。

知ることが先でも、メリットを知ることができれば同じことが起こりますが、知った人がここでメリットが無いと瞬間的に判断をくだしてしまうと、当然そのサービスはそのユーザーに利用されることはなく、そのままユーザー獲得の損失という事になります。

UXデザインはこういう部分から、何をすべきでどう見せるのか?という部分から考える必要があり、利用するユーザーのことだけを考えていると失敗に陥りやすくなります。

この観点はビジネスであれば普通に考慮される部分であり、特に意識すること無くミーティングやサービスデザインの時点で行われることですが、近年はそれがUXというものであり、それが広まってきたというところにあります、

ですので、UXが企業に認識されているというよりは、潜在的に企業が行ってきたことをわかりやすく明示するためにUXという言葉が広まりだしたというところです。

UXというラベルの必要性

これはあくまで憶測ですが、このUXをデザインするフェーズは誰かの責任で行われることが少なく、社内の案として上がることが多かったと思います。

ですが、それだとその課題を解決したとしても企業はそれをどう評価するか?という指標を持っていないので、その人が評価されることが非常に少なかったのではないかと思います。

日本の企業は役職があって、その役職に応じた売上を達成すると評価されるのがほとんどなので、数字で評価することが難しいものについては中々その人を評価するということがありません。

しかしUXデザイナーという人が存在し、その人のデザインでサービスが利用される人が増えれば、企業としても評価を行いやすくなり、UXを必要と考える企業はUXデザイナーという役職を採用するようになったのではないでしょうか。

そういう意味でUXというラベルは非常に利用しやすく浸透もさせやすかったのではないでしょうか。

UXデザイナーの役割

Web担当者(インハウス)として働いているころ、売上をあげたりユーザーを増やすために何が必要で、その為に何を行い、何を作るべきか。そういうことをずっとやっていました。

今思えばそれがUXデザイナーがやっていることであり、当時の僕の肩書はデザイナーでした。

周りの人と話をしていると、デザイナーはそこまでしないという意見を多くいただきましたが、僕自身はそればかりやっていたので、逆に「じゃあWebデザイナーって何をしているのだろう?」という疑問を持ったこともあります。

実際制作会社だとUIをデザインすることに特化していたり、グラフィックを作ることに特化していたりと、Web担当者のWebデザイナーとは働き方が違うということは凄く認識していて、そういった分野ではWeb担当者だと向き合う時間が全然違ってくるので、デザインのクオリティという部分ではまず追いつけないなというのが印象でした。

デザイナーという肩書は凄く広義で、実際にやることは会社のビジネスによって大きく変わってきます。

そんな中でUXデザイナーという肩書きがあると誰が何をするのかという明確な役割分担ができるので今は昔に比べるとわかりやすくなったように感じます。

個人的には全部やりたいというスタンスなので、デザイナーというラベルで自分を区切っていますが、周りから何をしている人かわかりづらいという事にもなっていますが、それはそれで楽しいからいいやと思いながら仕事をしています。

まとめ

これからますますUXという言葉とその役割がもっと広く周知されれば、評価されるべき人がより評価されるようになるので、世間一般的に広まると良いなと感じています。

そしてデザイナーというものが、デザインがもっと重要視される時代になっていけば、僕達デザイナーは間違いなく仕事がし易い環境になると思うので、そういう風に未来を作っていきたいですね。

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