この記事は この記事は 登壇者 Advent Calendar 2017 12日目の記事です。
セミナーで話すことは自分の中にある知見を自分の中に整理し、それを提供することで様々なものが得られます。
- 情報の整理は自分にとっての復習になるので自分のための勉強になる
- 人前で話すことによりアウトプットになる
- コミュニケーション力が上がる
- セミナーによっては報酬がある
- 自分のことを知ってもらえる
- etc
聴講側であれば自分の知りたいことや知り得なかったことを知れるのがメリットですが、登壇側にもこれだけのメリットがあります。
僕はセミナーで話すことは自分自身の勉強になるのが一番のメリットだと感じています。
例えば、発表の際に資料を作りますが、知らない人の前で話すというハードルもあって、資料のための情報整理を行う際、知っている人に説明する時よりも念入りに行い、それをなるべくわかりやすいように且つ間違いがないか復習しながら作っていきます。
そうすることで、自分の持っている知識にしても、ひとつの物事に対して深く勉強することになります。
インプットによる勉強法と、アウトプットによる勉強法の学習の差はここにあって、様々なものを取り入れるにはインプットを、一つのことに対して深く勉強するならアウトプットを、という感じです。
そしてアウトプットは結局インプットも同時に行うので、密度はアウトプットのほうが濃くなります。
セミナーで話すことの意味は、この部分だけでも非常大きいです。
人前で喋る時のハードル
そもそも、セミナーで話すことに対してハードルを感じる人は結構多いのではないでしょうか?
僕も元々そういうことをするのは得意では無く、どちらかといえば苦手な方でした。苦手な人の中にある心理はおそらく
- 緊張する
- 自分が発表することはきっと皆が知っている
- 自分はまだ前で話すような人じゃない
- うまく話せなかったらどうしよう
- 間違いを指摘されたらどうしよう
などでしょうか?
緊張する
緊張というのはなんらかの不安要素から起こることで、色々なことを考えれば考えるほど緊張してきます。そういった不安を少しでも和らげることで緊張は収まりますが、緊張することで良い結果を得る場合もあるので、あまり気にしないで良いとも考えられます。
あがり症で前に立つこと自体が難しいという場合は、そういった不安を消していくことを考えてみると良いです。
例えば、人がたくさん自分を見てくるのが怖い場合は、会場後部の壁あたりを見るようにして、自分の意識から人の存在を遠ざけてみたり、失敗が不安であれば練習の回数を増やして自分に「これで大丈夫」と言い聞かせてみたり、必要なのは自分自身をコントロールする力になってくると思います。
僕の場合は前に立って喋ることを自然にとる行動と思うようにしていて、それを思っていればあまり緊張しません。
どういうことかというと、例えば誰かと喋ることだったり、例えば外に出かけることだったり、普段の生活で取る自然な行動の一つとして考えるようにしています。極端なことを言えば息をするのは当たり前のことで、特にそれに対して抵抗も緊張もありません。
生きている中で普通に行うことのひとつとして捉えれば、そういった緊張はあまりでませんし、前に出るハードルも下がります。そう心がけてもハードルは感じますが、何も考えないよりかなり楽になります。
やり方はなんでも構いません、とにかく自分が「前で喋る」という行為に対して、緊張を持たないようにする方法を探してみましょう。
自分が発表することはきっと皆が知っている
だれも知らないことを話すというのは非常に難しいです。知ってる人がいるというのは当たり前のことで、そこが気になる方は前で話す時に「こういうことを話そうと思っていますが、知ってる方はどれぐらいいらっしゃいますか?」とかアンケートを取ってみるといいです。
聴講側とコミュニケーションを取ると集中して起こる緊張感が少し減って話しやすくなることと、自分が困ったときに知ってる人に聞いてみるなどで聴講側と登壇側の距離を縮めることもできます。
距離感によって起こる緊張感もあるので、そういうのを感じる人は試してみると良いですよ。
自分はまだ前で話すような人じゃない
まだ、ということは先になればあるという裏返しなのですが、結論から述べると今喋っても同じです。
というのも、前で話す事に対して、それを聞きたい人がいれば自然に人は聞きに来てくれますし、そこで喋る人がどういう人であっても、あまり関係ないように思います。
無論、より専門的な人が喋ったほうが人が集まったりしますが、そういう人はそういう人が喋る場があってそこで喋っていますし、自分は自分の喋る場所で喋ればいいだけで、同じ場所で喋る必要はありません。
同じ場所で喋る必要があったとしても、熟練者としての考え方や知識を聞きたい人もいれば、まだ学習中の人が話すことを聞きたいという人もいます。自分が今どういう立場で、どういうことを話すかさえ決めてしまえば、いつ話すかは全然関係ありません。なので気にしないようにしましょう。
うまく話せなかったらどうしよう
うまく話せる人はかなり場数を踏んでいます。最初からうまく喋れる人はそういませんし、そんな人は存在しないっていうぐらいに思っていたほうが気が楽になります。
うまく話す自信がなければ、冒頭で「あまり慣れてないので、うまく話せなかったらごめんなさい」と入れておけばそのハードルも少し下がります。
間違いを指摘されたらどうしよう
間違いは誰にでもあるもの。問題はその間違いを指摘された時にどうするかだと思います。
これは単純に謝ることですよね。そして訂正する。それを守りさえすれば指摘されたことに対しての対処がわかってくるんじゃないでしょうか?あとは教えてくださってありがとうございますという気持ちも忘れないようにしましょう。
教えてくれるのは凄く有り難いことで、自分の間違っている知識を正してくれるのはどの場面でも非常に助かります。
セミナーで話すことの意味
冒頭に触れたとおりで、セミナーで話すことで得られることは沢山あり、セミナーで話すことの意味は自分のためになることが多いという点です。
どこに重点を置いて考えるかは人によって違いますが、僕の場合はまず自分のためになるということ。そして共有した知見が誰かの役に立てるというところです。
これはブログも全く同じで、違うのは現実かインターネットの中か、という点です。
今年はブログのセミナーとWordBench 岐阜 でお話しましたが、これからもっと色んな場所で話していきたいと思っているので、こういうふうにまとめてみました。
どこかで話す機会をいただけるのであれば、是非よろしくお願いします。
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