最近よく耳にするようになったオーソリティという言葉。SEOをやってる人なら大体の人が耳にした事がある、もしくは良く耳にするのではないでしょうか?
しかし制作会社で働くWEBデザイナーさんやコーダーさん、またインハウスのWEB担当者さんだとその言葉を知らない人もいると思います。一度オーソリティが何なのか、SEOにとってどういう関連性があるのかを解説したいと思います。
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オーソリティとは
オーソリティ:訳・・・権威
直訳するとこういう意味になります。では、権威とはなんでしょう?
権威とは:国語辞典引用
- 他の者を服従させる威力。「行政の―が失墜する」「親の―を示す」
- ある分野において優れたものとして信頼されていること。その分野で、知識や技術が抜きんでて優れていると一般に認められていること
という事です。つまりオーソリティが高いということはそれだけその分野で情報の信頼性、信憑性が高く、他者よりも詳しいとされていることになります。
WEBサイトでオーソリティが高いサイトということは、配信している情報の信憑性が高いということになりますので、その為自然と他のサイトから記事を紹介されたり、引用元にされたりするケースが増える傾向になります。WEBサイトとしてはwikipediaやニュース配信サイトなどが該当するでしょう。
SEOにおけるオーソリティの重要性
上記の様なオーソリティの高いサイトからリンクを受けるということはどういうことでしょうか?
例えばあなたがAに関する文献を探しているとします。そのAに関する文献がブログで紹介されている場合と、Yahooニュースで紹介されている場合、どちらがより信憑性を増しますか?
おそらく殆どの人がYahooニュースの方と答えると思います。それは殆どの人がYahooニュースのほうが信憑性が高く、ブログよりもソースとしては信頼できると認知しているからです。つまりオーソリティが高いと言う事ですね。
検索エンジンはそういったオーソリティの高いサイトからのリンクの評価を判断基準にしますので、自身のサイトのコンテンツがオーソリティの高いサイトからリンクを受けるのは非常に有益になると考えられます。
さらにそういったオーソリティの高いサイトから複数のリンク、多数のリンクを受けるということはそのコンテンツの信憑性が上がり、必然的にそのコンテンツ自体のオーソリティも高くなると考えられます。上記のAに関する文献を自身のサイトもしくはコンテンツに置き換えて考えててみれば色々見えてくると思います。
現状Googleはオーソリティの高いサイトを評価していますので、上記のような流れは自然と評価の対象になると考えられます。そうなると自身でオーソリティの高いサイトを複数構築し、それらのサイトから上位表示したいサイトへリンクを繋ぐことが出来れば、新しいサイトのSEOに使うことも可能ですね。ただ、そのオーソリティの高いサイトを構築する事自体がまず大変なわけですが・・・。
尚、このテクニックに関しては
などが参考になるかと思います。
オーソリティスコアとは
実際のオーソリティの高さというのはオーソリティスコアで確認が取れます。ただ、これはグーグルが情報を公開してるわけではありません。あるアルゴリズムから算出されているようですが、その計算方法は公開されていないようです。
パシさんのSEOテンプレート比較で記述されている「意味が分かりづらいカタカナSEO用語集」でも記載されていますが、オーソリティスコアはfirefox及びChromeのSEO Toolbarや、Open Site Explorerにて確認できます。
※使い方は過去記事被リンクの強弱を測定、他サイトとの比較が出来るSEOチェックツール Open Site Explorerをご参照下さい。
オーソリティといっても、ページのオーソリティ、ドメイン単位でのオードリティがあります。当然ドメイン自体のオーソリティが高いほうがページ単体のオーソリティも高くなる可能性は秘めていますね。(ドメインとページの関連性も必要になると思います)
ソーシャルアカウントのオーソリティ
これまではサイトのオーソリティの話しをしていましたが、ツイッターやfacebookなどのソーシャルサービスのアカウントにもオーソリティというものがあります。
考え方はサイトの場合とおなじで、そのアカウントでの発言がどれほど信頼性、信憑性があるかを示した数値になっているようです。
ツイッターで考えてみるとわかりやすいと思いますが、日常の何気ないものを中心にツイートしているAさんと、あるテーマに絞った事に関して常に発言しているBさんが居るとして、その二人がBさんが発言しているテーマに沿ったCと言う発言をした場合、どちらが信憑性が高そうでしょうか?
おそらくこのケースでも後者のBさんが発言した時のほうが信憑性が高いと認識するかと思います。
ツイッターで情報を配信しているアカウントをフォローしている方ならわかると思いますが、自分が信頼しているアカウントがツイートした情報はやはり信憑性が高いと認識していると思います。仮にそれが信頼が置けないなというアカウントならば、フォローを外しているかもしくはフォローしていても見ようという意識がそこには無いでしょう。
自身が情報配信者の場合、自身がどれほど信憑性を持たれているかは気になると思いますが、それを数値化してくれるサービスがあります。
僕の場合はどちらで測っても同じ数値が出ました。9/28現在で70だそうです。この数字がどれほどのものかはわかりづらいかもしれませんが、情報配信の信憑性が上がっていけばおそらくこの数字も上がっていくという事になると思います。
せっかく情報を流すのですから、やはりちゃんとした信憑性の高い情報を流すよう心がけたいですね。
こういったものを踏まえると結局ソーシャルサービスとSEOは切っても切れないのかなと感じますね。
闇雲にコンテンツを作るのではなく、人が人に伝えたいと思う良質なコンテンツを作る事がSEOにとって何より大事なことなのだと認識ができますね。
最後に
オーソリティの高いサイトを構築する上で、オーソリティの高いサイトからリンクを受ける手段としてソーシャルメディアを使うという方法があります。これは自分がアカウントを複数作成してということではなく、ブログやサイトに各ソーシャルサービスへの動線を作成し、訪問したユーザーがシェアしてくれるように仕向ける方法です。
最近のブログを見ると殆ど付いてると思いますが、この流動先のオーソリティスコアをしっておくと、どこに流すべきかも考えやすくなりますね。コレに関しては
無料で被リンク獲得!SEO効果抜群の優良サイトまとめ | SWAT9
が参考になると思います。
リンクは質が大事と言われる最近のSEO事情ですが、こういった数字の高いサイトをみて研究するのも大事なことだと思います。そうすることで、自身のサイトのコンテンツ作りに大いに役立つ事になるでしょう。
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