アンカンファレンス「勉強の仕方を教え合おう」に参加して
今回始めて東京の WordCamp に参加したのですが、凄く楽しかったです。実行委員長を始め、実行委員の皆さん、スポンサーの皆さん、スピーカーの皆さん。準備から今日まで関わられた方々ありがとうございました。
僕はアンカンファレンスの 「勉強の仕方を教え合おう」に参加したのですが、同じテーブルでお話した方々が仕事でWordPressを触り始めたばかりという方々で、その人たちに向けて
- WordPress Codex日本語 、 WordPress Code Reference 等のドキュメントを読むことで、正しい情報を得られるということ
- サポートフォーラムでは過去に困った事案とその解決策が蓄積されているので、自身が困った時見てみると解決策がある場合が多いという事。
- フォーラムに無い場合は質問ができるということ
という点をお伝えしたのですが、自分で話しながら、「これは初めてWordCampに参加した際に、アンカンファレンスで僕自身が聞いたことだったなぁ」という事を思い出しました。
昔と違い、今はGoogleなどで検索すれば非常に沢山のブログ記事などがヒットし、それが解決策になる事は多いかもしれませんが、そこで書かれている内容が正しい事かどうか?は、自分に知識がなければその判断を付けることは困難です。
しかし、公式が公開している情報は信頼できる情報であるという事と、その事がこれから先どれだけ経過しても変わることはないと思いますし、ドキュメントを読む癖を付けて構築していったほうが、結局近道になると思います。
嬉しかったのは、その考えにお二人とも賛同してくださった事で、その時の顔が今でも印象に残っています。
セッション「WordPress プロジェクトのこれから」を聞いて
みやさんの「WordPress プロジェクトのこれから」(スライドはこちら「WordPressプロジェクトのこれから by Takayuki Miyauchi」)を聞くために一番前に座っていてその時はわからなかったのですが、このセッションかなり多くの方が聞かれていたそうで、非常に多くの人が未来のことに対して興味を持っているんだなと感じました。
お話の中で非常に印象に残っているのが、プロジェクトに対して
「日本人コミッターが入らないと、日本語での問題は誰も認識しない」
という点でした。
確かに、デモで見せてくださった下記のような見づらいテーブルの画面
は、日本語だからこそ起こる問題で、日本人でなければそもそもこの問題に気づくことは出来ません。
それが下記のように
綺麗に見えるようになった事は、みやさんという日本人が参加することで解決された問題ですし、これ以外にもそういった問題は沢山あるのだろうなと感じました。
みんなが「誰かがやるだろう」、「出来る人がやればいい」という考え方だと、何も解決しないかもしれません。
そうではなく、
- まず自分が出来ることってなんだろう?
- 出来ることからやっていこうと、自分自身が思うことが必要
だと、改めて認識させられました。
ただ、無理なことをやる必要はなく、自分が出来ることを長く継続してやっていくことが大切だと思います。
何故なら、例えば僕がみやさんと同じことをやろう!と意気込んだとしても、それはやはり僕自身には難しいことで、無理だと思うときっとそこから距離をおいてしまいます。
それなら、出来ることからやっていき、そこから出来ることを少しづつ増やしていったほうが長く継続出来ると思いますし、出来ることが増える事で自分自身が楽しくなります。
僕は無理のないペースで翻訳したり、プラグインを作ったり、フォーラムを覗いて解答したりしていますが、それはやっぱりやっていて楽しいからというのが一番ですし、楽しいことでなければ継続も難しいです。
ランチセッションの はじめてさん大歓迎!WordPress を支えている人に会ってみよう で
「今までやってきた様々な貢献の中、これが一番楽しかった、嬉しかった事は何ですか?」と質問させて頂きましたが、解答は様々なれど皆さんなんらかの楽しかった事、嬉しかった事をお持ちでした。
長く継続するには、こういった楽しい事というのは、やっぱり大事じゃないかな?と思います。
WordPress との関わり方は人それぞれですが、貢献という事に対しても、少しづつでも多くの人が Join していくと良いなと感じた一日でした。
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