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サイト製作時における著作権について

WEB製作する上でつきまとう著作権の問題。特に画像に関しては色々悩む方も多いかと思います。私が使用する際は基本的に使用して良いかよく分からないものは使用しないようにし、問題がなさそうな物を使用するといった使い方をしています。
しかし、これからwebサービスを作るとなった時にはそのやり方だと、1つ1つ使用して良いかを確認する必要がある為かなり非効率です。ですのでそういった場合にはやはり著作権の保護について知っておいたほうが良いでしょう。そうすることで著作権の種類に応じたフィルターを掛けれるAPIを利用したりといった使い方が出来るからです。(Flickr: フリッカーなど)

クリエイティブ・コモンズ・ライセンスとは

WEB製作をしていると一度は聞いたことがあるかもしれませんが、有名なクリエイティブ・コモンズ・ライセンス(以下CCライセンス)。そもそもこれが何かと言うと以下のとおりとなります。

クリエイティブ・コモンズとは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)を提供している国際的非営利組織とそのプロジェクトの総称です。
CCライセンスはインターネット時代のための新しい著作権ルールの普及を目指し、様々な作品の作者が自ら「この条件を守れば私の作品を自由に使って良いですよ」という意思表示をするためのツールです。
CCライセンスを利用することで、作者は著作権を保持したまま作品を自由に流通させることができ、受け手はライセンス条件の範囲内で再配布やリミックスなどをすることができます。

クリエイティブ・コモンズ・ジャパン より抜粋

ということです。つまり視覚的にこの著作物はどこまでやってもオッケーなのかを明確にするためのプロジェクトなわけです。

CCライセンスの種類

ライセンスの種類は大きく分けて4種類ありそれらを組み合わせることで6種類のCCライセンスを展開しています。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンスマーク

上記4種類を使って下記6種類のライセンスを展開

表示 表示
原作者のクレジット(氏名、作品タイトルとURL)を表示することを守れば、改変はもちろん、営利目的での二次利用も許可される最も自由度の高いCCライセンス。
表示 継承表示 継承
原作者のクレジット(氏名、作品タイトルとURL)を表示し、改変した場合には元の作品と同じCCライセンス(このライセンス)で公開することを守れば、営利目的での二次利用も許可されるCCライセンス。
表示 改変禁止表示 改変禁止
原作者のクレジット(氏名、作品タイトルとURL)を表示し、かつ元の作品を改変しない条件で、営利目的での利用(転載、コピー、共有)が行えるCCライセンス。
表示 非営利表示 非営利
原作者のクレジット(氏名、作品タイトルとURL)を表示し、かつ非営利目的であれば、改変したり再配布したりすることができるCCライセンス。
表示 非営利 継承表示 非営利 継承
原作者のクレジット(氏名、作品タイトルとURL)を表示し、かつ非営利目的に限り、また改変を行った際には元の作品と同じ組み合わせのCCライセンスで公開することを守れば、改変したり再配布したりすることができるCCライセンス。
表示 非営利 改変禁止表示 非営利 改変禁止
原作者のクレジット(氏名、作品タイトルとURL)を表示し、かつ非営利目的であり、そして元の作品を改変しないことを守れば、作品を自由に再配布できるCCライセンス。

クリエイティブ・コモンズ・ジャパン より抜粋

上記をもとに自分のサイトで使えそうなライセンスの物を選んで利用すれば、ある程度の著作権を守りつつ画像などを使用することが出来ますね。

営利・非営利の区別

上記で引っかかるのが営利・非営利の区別ではないでしょうか?どうあれば営利で、どうあれば非営利なのか。ここが大きなポイントだと思います。

営利
利益を得るための活動を営利といいます。モノを売ったり、広告収入を得たりする事を目的とするならば基本的にこちらになります。但し例外もあります。
非営利
商業活動を通して得た利益をその組織等の構成員に分配しないばあいはこちらになります。利益をだしてもその利益が寄付金等にすべて回れば非営利団体になります。

つまりそのサイトがプロモーションであったり、個人の趣味のようなブログだったりといった場合でサイト上で直接収益がなければ非営利として扱うことが出来ます。
反対に広告の表示や物販の販売等サイト上で直接利益が発生し、構成員にお金が分配される場合は営利と言う事になります。
ただし、収益が入ったとしてもサーバーの維持費等で収益が自身に入らない場合は非営利とみなされる事もあるでしょうし、サイト運営者が非営利だ!と言ったとしても、広告がズラーッと並んだようなサイトは営利目的とみなされるでしょう。
つまり上記はあくまで目安であり、サイトの構成によってどちらなのかは変わってくるということです。
自身が考えて「これは営利に当たるのではないか?」と思った時は、営利目的で利用できない画像は使用しないことです。

迷ったときは

サイトが営利か、非営利かというよりももっと迷うのはキャラクターものなどの著作物ではないでしょうか?
これってOKなの?っていう使い方をしているサイト等よく見かけますが、基本的に著作権はそれを製作した人々がどうするか決める事になっています。サイト上に「All rights reserved」とあれば著作権が存在している状態になっていますし
それがなくても、どこかに写真の利用について等の記載があればそれに従うのが基本です。では、それがなければ使用して良いのか?という部分ですが、ここはあくまで使用する側の責任を問われます。
根本的によく分からないグレーなものは使用しないのが一番トラブルを避けられます。しかし、それでもこの写真を使いたい!といった事であれば製作者と連絡を取り、話しあうことが重要になってくると思います。よく分からないものは使用しない。するなら自己責任で。これに尽きると思います。

著作権表示だけで利用出来る画像サイト

ひとまず著作権が比較的ゆるい画像をおいているサイトを2つ紹介します。(画像ごとに著作権が異なる場合もありますので、各サイトにてご確認ください。)

フリッカー

Flickr: フリッカー
すべての画像が著作権フリーではありませんが、フリッカーは上記方法でCCの表示がされているものだけを絞って検索することが出来ます。これを使えばかなりの画像を探し出せると思います。(画像をサイト上に掲載する際は、”Original Update by XXX”(XXXは著作者の名前とその著作者のFlickrIDのリンク)といった形で著作権に関して表示を記載する必要があります。)

morgueFile

morgueFile
ライセンスフリーの画像が置いてあります。場所は上記リンク先です。ライセンスに関してもリンク先にて記述を確認することが出来ます。

著作権に関してはとても複雑なイメージです。ですがキッチリ押さえておくことでトラブルを避けれるようになると思います。万が一トラブルが発生した場合は真摯な対応で務めることが一番でしょう。あくまで相手も人間ですからね。
最後になりますが、ここに記載しているものは転載・引用しているもの以外はあくまでわたし個人の考え方です。製作はあくまで自己責任の上で行ってください。これが全てとは限りませんからね。万が一のトラブルが発生したとしても私は責任を負えませんのでご了承ください。

今回はこのへんで。それではまた

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