マインドマップというものをご存知でしょうか?wikipediaで調べると出てきますが意味的には下記のとおりです。
マインドマップはトニー・ブザン(Tony Buzan)が提唱した思考・発想法の一つである。あるいは、私たちの頭の中で起こっていることを見えるようにした思考ツールのこと。
マインドマップ wikipedia
これだけ見ると凄くおおごとのように聞こえますが、特別凄い装置が必要とかそういうことではありません。誰でも簡単に行うことが出来ます。
1.マインドマップを行うメリット
上記でも少し触れましたがマインドマップとは脳内に有る概念を視覚化していくことで情報の整理や思考の展開を行うことです。視覚化の方法は
ある概念を基準としてそれを中心に置きます。その置かれた物から連想されるキーワードやイメージを次々と書きだして行き放射線状に繋げて行きます。
中心から放射線状へ広がるので視覚化した時に見やすいのが特徴です。視覚化することについても、キーワードやイメージ単位で書きだしていく為、スピーディに行えます。
また、書き方に決まりは有りませんから、自分の書きやすように書けるのも特徴の一つです。
こうやって視覚化していくことで、脳内で考えているだけで起こり得る漏れを抑えることが出来ますし、新たな発想に気付く可能性も有ります。
2.マインドマップの書き方。
書き方は、まずテーマや概念の主となるものを中心に置きます。絵やイラスト、大きな文字等を使って目立つようにします。イラストにする事で連想力や発想力が引き出され、自分の中の引き出しが一層開きやすくなります。その為普段絵を描かない人でもイラストを活用する事は非常に有効です。
次に中心に置いた物を主軸にして、関連性のある物を書いていきます。例えば主になるものをWebデザインとすれば、関連するキーワードは「ユーザー」「ユーザーの視線」「使いやすさ」「見やすさ」「読みやすさ」「文字の大きさ」「ビジュアル」「色」と言ったキーワードが連想出来ると思います。
こうやって思いついた関連性のあるキーワードを次々と書いていきます。さらに、その中関連性の強いもの。例えば「読みやすさ」「文字の大きさ」といったものはグループ化して情報の整理を行なっていきます。
そうして行く事で自分の中にあるその概念を整理し、分かりやすくすることが出来るのです。
3.他人のマインドマップが見れる「マインドマップアーカイブ」
マインドマップアーカイブは様々な人が作成したマインドマップを見ることが出来るサービスです。他人のマインドマップを見る事は、自分が見落としている発想を発見できたり、自分の知らない分野の勉強が出来たりと普段とは違ったものに触れる事ができます。
僕のようなWebデザイナーやWebディレクターの場合、お客様は基本的に自分たちの知らない業態、業種であることが殆どです。ですがこういった他業種のマインドマップを見ることが出来れば、我々にとって非常に優れた財産になります。
今はまだそう言った物がアップされていませんが、このサービスにはそれらが並ぶ可能性を秘めているということです。
4.他人のマインドマップを見れることのメリット
他人のマインドマップとは言わば他人の脳を覗けるという事にかなり近いです。例えばプロジェクトリーダーがマインドマップを起こせば、そのチームは何をすべきかが視覚的に捉えることが出来るでしょう。
顧客がマインドマップを起こせば、制作者はヒアリングする時間を大きく短縮することが出来るでしょう。それ単体で全てを把握するのは難しいですが、あわせてコミュニケーションを取ることで大きなメリットになり得ると考えられます。
どう言った感じで使えるか、プロジェクトでやり取りしてみるは面白いかもしれませんね。
上記でご紹介したマインドマップ意外にもマインドマップを作成できるサービスや他の人が書いたマインドマップを見れるサービスは他にもあります。
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