最近低価格帯で提供されているVPSが人気で良く耳にします。
中でも周りのブロガーさん達にはさくらVPSが人気なようで、僕も当ブログをさくらVPSに引越ししようと色々と調べてました。
しかし、このVPSって一体何でしょう?今回はVPSについて色々調べた事をさくらVPSを基準にしてまとめておきたいと思います。
1.VPSとは
VPSとはバーチャル・プライベート・サーバ (Virtual private server) の略で、1台のコンピュータ上に複数の仮想サーバーを起動するソフトウェアの事を指します。
レンタルサーバーが提供しているVPSはこれを採用している為、我々利用者は共用サーバーでありながら1台のサーバーマシンを丸々レンタルしているように扱うことが出来ます。
上記画像を見ていただくと、共用もVPSも同じように見えますが、意味合いが違うことが分かるかと思います。契約者それぞれが1台のマシンを保有しているように扱えるのは大きな魅力です。
2.何が出来るの?
共用サーバーの契約とは異なり基本的に、OSが入ったコンピュータを1台渡されます。渡されるといってもパソコンが自宅に届くとかそういうわけではなく、渡されたコンピューターはインターネットの向こう側にありますので、サーバーマシンと自分のパソコンをインターネット回線を利用して接続します。
接続にはSSHと呼ばれる専用のコマンドを利用し、サーバーマシンに自分が導入したいソフトウェアをインストールしたり、セキュリティを掛けるなどして、自分好みのWebサーバーを構築していきます。
基本的に全ての事を自分でしないといけないので、共用サーバーを使うよりもよりも敷居は高くなります。
例えば、通常のレンタルサーバーであればWebサーバーやPHPのインストール、またftpの公開などと言った「Webサイトを公開するのに必要なもの」はレンタルサーバー会社が提供しています。
しかしVPSの場合は上記で説明した通りなんでも自分好みに出来る代わりに、サーバーの運用で必要な部分は殆ど自分で用意しなければなりません。
その為、VPSを扱うにあたって必要な知識は共用サーバーよりも多くなりますし、自己責任な部分も多くなってきます。
設定等に不備があった場合は?
初めて触るとなると結構ビビってしまって手を出しづらいというイメージを持ってしまいますが、VPSの場合コントロールパネルというものが用意されていて、サーバーのリセット(OSの再インストール)や再起動、サーバーの停止などが容易に行えます。ですので、何かあった時も直ぐに初期状態に戻すことが出来ます。
3.必要なもの
サーバーとの接続にSSHという暗号化された通信手段を行う必要があります。さくらVPSの場合は管理画面からリモートコンソールをたちあげて繋ぐことが出来ますが、Macであればターミナルを、windowsであればTera Termといったフリーソフトを利用して繋ぐことも出来ます。
Tera Term (テラターム) プロジェクト日本語トップページ – SourceForge.JP
繋ぐソフトウェアはどれでも差異はありませんが、SSHで使うコマンドが必要になってきます。命令はすべてコマンドラインとなっているため、これも敷居が高い要因の1つかと思います。
基本的なLinux(UNIX)コマンド:Coastal and Oceanic Research Group at Kobe University
他にもセキュアでファイルを転送できるWinSCPがあれば更に作業は行い易くなります。WinSCPはSCPとSFTP2つの接続方法を扱えるファイル転送ソフトです。
SCPは転送時にパケットの確認をしないため高速転送が出来ますが、転送を中断してしまった場合最初からとなってしまいます。一方SFTPは転送時にパケットの確認をするため低速にはなってしまいますが、その分セキュアであり、且つ大きなファイルを転送することが出来るうえ、途中で中断しても転送を再度その途中から行うことが出来ます。詳しくは
SCPとSFTPの違い:たこにありがちなこと。(2009年8月11日記事)に詳しく書いてありました。
4.さくらVPSについて
さくらVPSには2週間のお試し無料!というものがあります。契約しても自分で使いこなせるかわからないという方は、一度こちらで色々試してみるのが良いかと思います。
さくらVPS
5.まとめ
以上がVPSとは何たるかを解説した記事になります。実際に触るとなると色々調べる事があるのですが、今回はここまでで一旦切り、次回以降に記事にしようと思います。
最後に、今回の記事で紹介したソフトウェアや記事、関連する記事を纏めますので実際に触るときの参考などにどうぞ。
ソフトウェア
Linuxコマンド
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